中国渡航に必要な手続き。杏雲堂病院で受けた渡航用PCR検査&抗体検査。健康コードの申請について。

COVID-19

今回は中国渡航に必要な手続きに関してご紹介したいと思います。
私が受けた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の中国渡航用PCR検査及び抗体検査についてご紹介しつつ、検査証明を受け取った後で行う必要のある健康コード申請に関する注意事項にも触れたいと思います。

中国渡航に必要な手続き

現在日本から中国に渡航する際には以下の2つの手続きが必要です。

  1. 健康コードの申請
  2. 出入境健康申告

このうち「出入境健康申告」はスマートフォンで簡単な入力をするだけなのでどうということはないのですが、「健康コード」の申請に際しては各種証明書のアップロードが必要なので、まず先に必要な書類を用意しておく必要があります。

必要な書類は2つで、新型コロナワクチンの「接種証明」(いわゆる「ワクチンパスポート」)とPCR検査及びIgM抗体検査の「検査証明」です。

既に中国の居留許可証を持っていてそれで入国する場合、ワクチン未接種であれば前者は必要ではありませんが、現在ワクチン接種済みであることはビザ申請の要件にもなっているので、ほとんどの方にとっては両方とも必要になるかと思われます。

ワクチンパスポートに関しては、ワクチン接種後に地方自治体に発行を依頼し、健康コード申請時に写真を撮ってアップロードすればOKです。

検査証明に関しても取得後に写真を撮り、健康コード申請時にアップロードすることになります。

中国渡航用PCR検査&抗体検査

中国渡航用の検査に関してはルールが少々細かいので、補足しておきたいと思います。

重要なのは、「中国大使館の認定検査機関」において、「渡航日の2日以内」(つまり渡航日の前日もしくは前々日)に「PCR検査」と「IgM抗体検査」を受けて検査証明を取得する必要があるということです。

PCR検査の検体は鼻咽腔採取(細い綿棒を鼻の奥に挿入)、IgM抗体検査は静脈採血です。

私は2021年10月にこれらの検査を受けたのでその時のことをご紹介したいと思います。

まず、どこで検査を受けるのか決める必要があります。中国大使館のホームページに認定検査機関のリストがあるので、そこから選ぶことになります。

もちろんどこで受けても良いわけですが、検査機関によって費用は1万円以上違ったりするので、比較検討をする必要があるかもしれません。

私は東京で検査を受ける予定だったのですが、費用や立地、検査証明を検査当日に受け取れる点に魅力を感じ、「公益財団法人 佐々木研究所附属 杏雲堂病院」で受けることにしました。

検査当日

念のため、渡航日の前々日に検査を受けることにし、検査希望日の1週間前に病院のホームページ上のリンクからWeb予約をしたところ、電子メールで当日の受付時間に関して連絡がありました。

検査当日の朝になり、いざ杏雲堂病院へ。御茶ノ水駅から南へ真っ直ぐ徒歩3分程度の距離にあるので、アクセスは至便です。

病院の中に入ると案内が出ていて、そちらに向かうと係の方がいて案内をしてくれます。

まずは検査費用の支払い。支払い用のマシンがあるので、そこで28,000円(税込)を支払います。それが済んだらPCR検査用のブースに移動して検体採取、別の部屋に移動してIgM抗体検査用の採血、という流れです。特に混んでいるわけでもなく、あっという間に済みました。夕方、検査証明を受け取るために病院を再訪し、その後で健康コードの申請を行えば完了です。

私は9時過ぎに病院を訪れて検査を受け、夕方17時前に再訪して検査結果(A4サイズの紙1枚)を受け取りました。

検査結果を見て、抗体検査の結果が陽性だったので少々驚きましたが、新型コロナワクチンの接種からそこまで時間が経っていなかったのでその影響なのだと思われます。私が最後に接種したのはファイザー製でしたが、抗体検査で引っ掛かる程度には効果のあるワクチンだったのだなと。ちなみに、ワクチン接種済みの場合は抗体検査の結果が陽性でももちろん渡航には全く問題ありません。

健康コードの申請は私は滞在先のホテルに戻ってから行いましたが、こちらの病院には中国人のスタッフさんもいてノウハウがあるので、心配な方は検査結果を受け取ったら、その場で申請をするのもありだと思います。何かわからないことがあったらその場で教えてもらえますから。実際にその場で申請手続きをしている中国人の方もいました。

健康コードの申請

私は検査結果を受け取った日(渡航の前々日)の夜21時頃に健康コードの申請をしました。

申請自体は簡単です。ただ、私がここに書いておくべきと思われる注意点は、「健康コードが緑色になるまでに結構時間がかかる」ということです。

スマホで健康コードの申請をすると、画面には「Under verification. Please wait.」(確認中。お待ちください。)という文言と共にオレンジ色のQRコードが表示されます。これが緑色になり、いわゆる「グリーンコード」になったものが渡航に必要なわけですが、緑色になるのに結構時間がかかります。

不安な気持ちのまま何度も何度も確認するものの一向に緑色にはならなかったのですが、渡航前日の夜、22時頃にようやく緑色になりました。アップロードされた画像を中国大使館のスタッフが一つずつ人力で確認しているため、どうしても時間がかかってしまうようです。

健康コードが緑色になったらスクリーンショットを撮っておけばOKです。渡航当日、出発空港のチェックインカウンターと到着空港で提示が必要になります。

出入境健康申告に関しては、渡航の前日もしくは当日に行い、やはりQRコードが表示された最後の画面のスクリーンショットを保存しておけばOKです。

つまり、計2つのスクリーンショットがスマホに保存された状態になれば渡航の準備は完了です。

まとめ

ということで以上、今回は中国渡航に必要な手続きのご紹介でした。

現在中国に渡航するためには、「健康コードの申請」と「出入境健康申告」の2つが必要で、前者を実行するために「ワクチンパスポート」と「PCR検査とIgM抗体検査の検査証明」の2つが必要だという点を覚えておけばOKだと思います。

あとは、繰り返しになりますが、健康コード申請後にオレンジ色のQRコードが緑色になるまでにはある程度時間がかかるので、過度に不安にならないように…ということかと思います。

中国到着後の手続きや隔離に関しては、また後日別記事にてご紹介したいと思います。

「コロナ禍の中の中国渡航!」となるとやはり身構えてはしまうわけですが、実際に渡航してみて思ったこととしては、まあそこまで大変ではないかなと。強いて言えば、やはり隔離中は退屈、ということくらいかなと。これから中国に渡航する予定の方は決して少なくないかと思いますが、心配する必要はないと思います。

もし何か質問等ありましたら、Twitter(https://twitter.com/busyerwin)で気軽に聞いていただけたらと思います。

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